2006

 

▲07
▼05


・04.21(FRI) まずは様子見
・06.24(SAT) 最終回

 

  観察していた樹洞の最後の雛、3羽のうち2羽がやっと巣立ち大木の横枝に止まってかわいい仕草をみせてくれました。まだ冬の寒さの残る3月から始まった今年の探梟記フクロウもすでに夏の暑さを感じる時期になり今回が最後の更新です。これまでのご愛顧に感謝し、来年また頑張ります。疲れましたが最後に心地いい疲れ、でした。
 

・06.17(SAT) やっと雛


 


 

  今シ−ズンの最初の巣立ちを確認してから7週間が経過して、ここの雛がやっとかわいい姿を見せています。よく見ていると3羽がいそう、うち1羽は他の2羽よりもすこし成長が遅れています。それが上の雛、親は相変わらず暗い葉の中に入っていてよく見えません。。
 

・06.04(SUN) まだ続きそうです


 


 

  杉の木のフクロウは樹洞に入ったり出たりしています。時期からいって孵化は間違いないと思います、来週あたり雛が出ていることを期待します。
 


 


 

  Tさんから連絡をいただいて見に行ってきたフクロウです。巣立ち後2、3週間は経っている様子です、雛は2羽いました。今年はこれで7ヶ所目(うち1ヶ所は未記入)になります。光の違いもありますが上下の親の体色はだいぶ違って見えました。
 

・05.31(WED) さらに低く


 


 

  明るいうちからピシュ−ピシュ−と鳴いています。見上げて探しても見つからないわけです、屋根と同じ高さの木化けはまだいいとしても地面での居眠りはいけません。こんなの初めてです、何考えてるんでしょうか。
 

   追記 (6/01)

  ここ数日間の雛の行動は今までとはかなり違っていました。昼夜鳴きどおしです、画像のように不自然な場所にとまります、そして親が見あたりませんでした。これは生まれ育ったこの□□を出ていくサインだったようです、ご近所の方の話 によると昨晩10時ころ、民家の屋根づたいに親に付き添われて山の方に移動したとのことです。巣立ちから約25日、予想外に早い旅立ちでした。

・05.30(TUE) 垂直移動

 

 


 


 

  巣立ち後3週間目までは高い枝に止まってじっとしていました、移動しても高い枝から高い枝へ。今日はいつもの場所ではなくかなり低い枝に止まっていました、4週間目に入ってだいぶ上下に飛ぶようになりました。飛行速度はゴム動力の紙飛行機くらい、これではまだ捕れる獲物はいないでしょう。3羽の雛がいろいろな枝に止まってかわいい姿を楽しませてくれます。
 

・05.24(WED) 餌捕りの時


 


 

  普通フクロウは夜狩りをしますが育ち盛りの雛が3羽もいると大変です、この親は明るい時間帯にも狩りをしています。昼の大部分は葉の陰に隠れて雛を見守っているだけですが獲物を探す時、よく全身を見せてくれます。半回転振り向く画像は高さ4mくらいの枝、ここから草むらにふわ−っと飛び降りてしばらくがさごそしたあとネズミをくわえて私の頭上をゆったりと雛のいる木の方へ飛んでいきました。
 

・05.22(MON) スリ−カ−ド

 

  あんまり絵にはなりませんが3羽の雛がくっついていました。生まれてくる雛は2羽か3羽、これまで見たフクロウでは3羽の方がすこし多かったでしょうか、それでも見通しのきく枝に3羽がこんなにくっついて並んだのを見るのは今まであったかなぁ〜。
 

・05.20(SAT) 時期は様々


 


 

GW後半に巣立った3羽の雛を親が見守っています、雛はもう短い距離を飛べるようになりました。

巣立ちから1週間が経過しました、かわいい盛りです。枝づたいにかなり移動できるようになりました。


 


 

3日ほど前から雛が姿を現しました。樹洞から出ていますが行き場がなくて困っている様子です。

母フクロウはまだ樹洞の中にいます、外の様子をうかがう姿を確認できました。

・05.15(MON) 巣立ち後のフクロウ

  木曜に巣立った雛の居所は依然不明です。葉の奥に隠れているのはそのあとに巣立った2羽目の雛だと思います、2mくらいの高さにある太い横枝に止まっていました。樹洞のある木との位置関係から一度落ちてからこの木の幹をよじ登ったと思います。さらに巣立ちは土曜日の夜の雨の時間帯だったようです。それ以降、樹洞から雛の姿は見えなくなりました。
  ここのフクロウは理想的な子育てをしています。巣立ち前にはあれほど色々な声で鳴いていたにもかかわらず今は(人がいるときは)まったく鳴きません。これまでよく見れば巣立ち後1週間くらいは居所がわかったものです。翌日から居所が分からなくなった雛はこの下(↓)の樹洞から外を見下ろす雛が初めてです。知らなければここでフクロウが子育をてしていることはもう誰にも分からない状況です。
 

   

追記 (5/16)
 

   

 フクロウの子育ての様子を観察していて、樹洞から初めて雛の姿を確認できたときが最もうれしい瞬間です。巣立ちの3日くらい前から、はじめは真っ白い頭がわずかに、翌日は体の半分くらいまでを、次の日には樹洞の縁にとまり初めて外の様子をじっと見つめるほぼ全身の姿を見ることができます。それまでただじっとしていた雛が首をグルグルまわして距離を測る独特の動作が始まったら確実にその晩か次の晩の早い時間帯に雛は巣立ちます。親は近くで静かに見守っていますが巣立ちを促すような行動は特にしません、生まれて間もない雛が自ら決断して今まで育った安全な樹洞を離れる決心をします。フクロウの巣立ちは小鳥のように巣からいきなり飛び出すというものではありません、ただ樹洞を出ていくらか幹をよじ登り次の安定した場所までたどり着きそこでじっとしているだけです。巣立ってから1日以上を経過した雛が落ちることは滅多にありません、狭い樹洞の中で1ヶ月近くを生活した巣立ち直後の雛にはまだ歩くときの平衡感覚がないんでしょう、自分の足がどこに着くのか分からないほど不器用にゆっくりと移動します。だから風が吹けば揺れるような、運悪くたまたま細い枝の方に向かって移動してしまった雛が落ちる可能性は充分にあります。上の記事は月曜日まではじめに巣立った雛の居所を確認しようとして見つからないまま日曜までの様子を記述してしまったための誤りです。今日、ブログ掲示板のPさんからの連絡でこの雛がすでに死んでいたことを知りました、きっと11日の夜においた場所から移動してまた落ちてしまったんだと思います。いま振り返れば巣立ち前に色々な鳴き声で激しく鳴いていたのは親が何度かモビングしていた猫がいつも周辺にいためだったような気がしています。いづれ親が運んでくる餌を欲しがってピチュ−ピチュ−と競い合って大声で鳴く声も、兄弟が互いに寄り添って羽繕いしあう姿も確認できなくなってしまったことは残念です。親と1羽残った雛が以降に静かだった理由がもしこの雛の死なら、フクロウは私が思っている以上の生き物です。
 



・05.13(SAT) 行方不明です
 


 


 

  一昨晩巣立った雛が行方不明です、親もいつもの枝にいません。探してもそう簡単に見つからないこともありますから親に見守られながらにどこかに隠れているのかもしれませんがちょっと心配です。雛はもう1羽いました、昨晩最初にもらった餌はスズメだったようです。
 

・05.11(THU) ついに巣立ち、そして落下


 


 

  そろそろこちらも疲れてきました、巣立っていて欲しいなぁ、などと勝手なことを思いながら出掛けてみるといました、ぽつんと地面に。巣立ってすぐに落ちてしまったんでしょう、このままでは危険なのでTさんに「親が飛んできたら教えてくださいね」、と念を押して近くの手の届く幹においてきました。これで安心して眠れます。
 

・05.10(WED) 巣立ち雛


 


 

  巣立ち後、民家の庭先にいた雛は安全な場所に移動していました。自分の翼で自由に飛べるようになるまで、親から自然の中で生きていくために必要ないろいろなことを教わりながら、雛たちはこの場所で生活することになります。
 

・05.09(TUE) 巣立ち直前


 


 

  7時を少し過ぎた頃に頭だけ見せ始めた雛は用心深く30分ほどをかけてやっと樹洞の縁まで登り全身が見えるようになりました。そのあとは1時間以上じっとしたままただ静かに外の様子を眺めていました。動きがあったのは9時過ぎです、親が1匹目のネズミを運んできました。雛は勢いよくピチュ−ピチュ−と鳴きます、声から2羽はいることが確認できました。その後、何度か親が樹洞の付近に止まり雛の様子を見ていました、餌は持っていません。巣立ち直前です。やっとネズミをもらえた雛の顔はうれしそうに見えます、この大きなネズミを数秒で飲み込みます。
 

・05.07(SUN) こんなこともあるんです


 


 

  アオバの澄んだ鳴き声を聞こうと思ってでかけてみると聞き覚えのあるピチュ−ピチュ−という声、見ると声のする位置から飛び出すやや大きめの怪しい影を確認、間違いなくフクロウです。一昨年までアオバが使っていた樹洞にフクロウが営巣していました。気がついてしまえば観察するしかありません。雛が樹洞の中で羽ばたきしています、鳴き声はやや大きめです。もう1週間は入っていられないでしょう、早ければ2、3日のうちに巣立つという状況です。
  ここのフクロウは今まで聞いたどのフクロウよりもよく鳴きます。雄雌がいろいろな鳴き声を出してコミュニケ−ションをとっています、それを聞いて雛が反応します。まず、私が突然現れたときの威嚇の声、擬声は小鳥、少し長いですが何種類かの鳴き声がする夜の雰囲気を録音してみました、音質はよくありませんがすべてフクロウの声です。 

  最後に親が止まっている木の下に行くとペリットが2個落ちていました。約3cmくらいの大きさで小さめ、ネズミの毛で覆われていました。この付近にはムクドリなど沢山の鳥がいますが羽根はほとんど落ちていません。今までの観察で雛には小鳥も与えますが親はネズミを食べる事の方が多いような気なしています。水に溶いての苦手な解体作業の結果はこんな具合、下は歯のついた頭部らしい骨、上は脚のような細い骨です。
 

・05.06(SAT) ここも雛3羽


 


 

  残っていた雛はやはり昨晩巣立ちました、それも2羽でここも計3羽です。うち2羽が落ちたそうです。落ちた雛2羽はご近所の庭の柿の木の葉の中に隠れるようにして並んで止まっていました、残りの1羽が上の画像です。樹洞の縁に止まっているように見えますが一度外に出てから枯れ木の付け根の窪みの中に入り込んでいるのでりっぱな巣立です。親は一昨日と同じ木に同じようにして止まっていました。
 

・05.05(FRI) 2ヶ所目の巣立ち


 

  昨日の雛の様子を見に出掛けると樹洞のある木の下にご近所の方々が何人か集まっていました。もしや落ちたのではとも思いましたが近くに行ってみるとみなさん上を向いて、やや細めの枝に止まっている雛を「かわいいね、かわいいね」、と言いながら眺めていました。巣立ったばかりの雛は白い産毛におおわれていてホントにかわいいです、多分昨日樹洞から姿を見せてくれた雛でしょう。枯れ枝のすきまから中の様子を確認するともう1羽います、すくなくとも2羽。ご近所の方の話では朝、2段目にとまって外の様子を伺っていたということですからこの雛も今夜巣立つ可能性大です。 明日が楽しみです。
  ここは時期的には例年どおりです、連休中にフクロウの巣立ちを2ヶ所で観察できるなんて今年はラッキ−です。

・05.04(THU) 落雷の巣と昨日の雛

 
 


 

  フクロウの巣はケヤキやクヌギの木にできた横穴の樹洞が多いですが雷が落ちたできた杉や檜の木の縦穴の樹洞もけっこう使っわれているようです。ここは以前、Aさんから教えていただいた落雷によってできた巣です、以来様子を見てきました。今年は巣の縁に擦れたあとがあったので期待していましたがこの樹洞での初めて子育てを確認しました。標高が400m近くあり盆地の中よりも少し高い場所にあります。母フクロウはまだ樹洞の中にいてほとんどじっとしていて時たま動きます。孵化しているかどうかは不明です。

  この樹洞、今まで気がつきませんでしたが内部が2段になっていて上の段に登った雛はこんな風に丸見えです。中は暑すぎるのか、気持ちよさそうに風に吹かれていました。雌もかなり慣れてきました。
 

・05.03(WED) 撮り直しで2羽確認


 


 

  一昨日の樹洞を明るい時間帯に撮り直しました。デジスコではピントが来ないのでD200使用ですが中はまだ暗いです。一応2羽いることだけは確認できました。親は飛び込んだ木のかなり上の方に止まっていました。鳴き声は確認していたそうですがここに止まっていることはご近所の方も知らなかったようです。親の位置からは雛のいる樹洞が確認できそう。
 

・05.01(MON) 猫の鳴き声を真似するフクロウ

 

 今まで何度か明るい時間帯には行ってみたものの親の姿は確認できませんでした。3月に鳴き声を確認しましたが放棄する場合もあります。今日、初めて2羽の雛を確認しました、しかもいつ巣立ってもおかしくないほど成長していました。ISO400に上げてもやっとこの画像です、僅かな木のすきまから外の様子を伺うひなの右目が分かるでしょうか。親は中にはいないようです。あたりの木を見回しても見つかりません。と何か葉の中に飛びむ姿、それは最も葉が厚く外からは確認しにくい木です。近づいて中を見ると先ほど飛び込んだ親が止まっていました。その後しばらく車の中から様子を見ていると猫の声、アオバがいたかどうかまでは分かりません、近くに民家がにあるためでしょうか、それとも隣の木でカラスが子育てしているからでしょうか、似てはいるものの笑えるほど妙、ちょっと変でした。

・04.30(SUN) ワンペア

 

   昨日最後まで樹洞の縁にとどまっていた残りの1羽も無事巣立っていました。例年よりも一週間以上早い巣立ちです。樹洞のあるクヌギの木の枝の先端のなんとか確認できる位置に1羽、同じ枝の中程に2羽がまとまって止まっていました。親は10mほど離れた赤松の高い枝に止まって雛のいるの方を見ています。今日は幸い巣立った3羽のうち2羽が並んで止まっていましたが日ごとに行動範囲が広がりこれからは見つけだすだけでもひと苦労です。巣立った雛はたいがいこんだ葉の後に姿を隠して止まっています、しかも絶対に鳴きません。1回向きを変えて約20cm移動、今日は1時間おきくらいにまだあぶなっかしい足取りで左右順番の足で向きを変えながら、1mほどの距離を5時間かけて移動してやっと2羽が並んですっきり見える様になりました。上の1羽はその間まったく動きませんでした。
 


 
・04.29(SAT) とにかくメデタシ


 


 

  カラスを見たあとの土曜の午後、ウトウトと昼寝をしていたら電話の呼び出しです。Tさんから「モウ2羽デテイルヨ」、えェえェえェえェえェ…、まだ寝ぼけたまま「 トニカクスグイキマス」とだけ返事して出掛けてみると1羽は樹洞のすぐ上、もう1羽は少し登った枝に一人前な顔して止まっていました。昨晩2羽が巣立ったようです、しかももう1羽が樹洞から顔を出しています。例年ヒナが巣立つとぐっと疲れが出ますが今年はなんか戦わずして試合に負けてしまった選手の様な気分です、がとにかくメデタシメデタシ。
 

・04.28(FRI) 青い瞳

  ストロボをカメラにつけて人を撮影すると黒い目が赤く写ります、これはフクロウも同じです。延長コ−ドを使ってカメラとストロボを離して撮影するとフクロウの目は青く写ってしまいます。この傾向は親よりも雛の方がはっきりと出るような気がしています、もちろん実際の目はどちらもまっ黒なのでできればそのとおりに撮影したいと思っています。今日は雛が巣の入口から外の様子をじっと立ったまま見ているのでいくつか設定を変えて試してみました。まず、カメラとストロボの距離を変えて、次がGNをかえて、念のため絞りも変えて撮影してみました、が効果はありませんでした。この画像は青い部分がわりかし少ない画像です、正面を向いている画像はほとんどが真っ青になっていますから結論はフクロウの見ている向きに関係しているということになるでしょうか。

 

・04.27(THU) 姿現す


 


 

  私は今まで気がつかなかったけれど一緒に観察していたKさんによるともう10日ほど前から雛のいる木の近くにある赤松の高い枝にこんなふうにして雌親が止まっていたそうです、これが見えないんだから私にまともな写真なんて撮れるわけありません。さらに、夜、雛が樹洞から姿を現しました。最初に聞いた頃よりも鳴き声はだいぶ力強くなりました、いよいよ巣立ち間近を予感させます、というところです。
 

・04.26(WED) 右からの着地直前

 

  雄から餌を受け取った雌のフクロウが雛のいる樹洞に飛び込む方向がだいたい分かってきました。これは雄が餌を持ってきて止まる位置でほぼ決まります、周囲にある木や枝を避けて飛ぶとすると巣の真正面かまたは右方向からです。両足をおもいきり前に突き出し、翼をめいっぱいひろげて巣の直前でブレ−キをかけているシ−ンをイメ−ジして正面から狙ってカメラをセットしました、が今日は残念ながら右方向からでした、で撮れた画像は横からということになってしまいました。3枚連射したうちの2コマ目です、けっこうすごいかっこうしています。

・04.24(MON)  雄が樹洞へ

 

  何も鳴き声が聞こえないまま突然フクロウが樹洞に飛び込みました。すると後方で雌のこもった鳴き声、飛び込んだのは雄です。1分ほどして雄が出たあと今度は雌が飛び込みました。出てきた雌のくちばしの下が汚れているので食事は済んでいるよう。2羽が出たあとも雛はまえと同じように鳴き続けます、餌を与えた様子はなさそう。しばらくして餌を運んできた雄の鳴き声、続いて居場所を知らせる雌の声、今度は餌の受け渡しがありました、ネズミをくわえた雌が雛の待つ樹洞へ。きっといちばん大きな雛が受け取って飲み込んだんでしょう、餌にありつけなかった雛は依然鳴き続けています。



 



 

・04.22(SAT) D200+AF-I600F4+PE-36S×4
 

 

  7時40分に雄がしゃがれた小声でホ−ホ−と鳴きはじめました。雌が樹洞からでてくるんではないかと思いじっと見ていましたがそのうちグェ−グェ−と近くで鳴きました。どうもすでに外にでていたんでは?、で餌を受け取って戻ってくるのを待ってみましたが来ません。確か昨年もこんな状況があったことを思い出しました。1回目に雄が運んで来た餌は雌が食べてしまうんでは?、この時期の行動はどうもまだよく分かりません。2回目に雄が来たのは30分後です、それもいきなり目の前。近くにいたんでしょう、雌がすぐによってきて餌を受け取りました。雄が飛び立ち、続いて雌が樹洞とは反対方向へ飛び立ちました、私を意識したんでしょうか。しばらくして樹洞に来たのが左の画像で、くわえているのはキセキレイです。それから雌が樹洞近くで鳴いたとき、かすかにですが雛の餌を欲しがる鳴き声が聞こえました。
 

・03.30(THU) ペリット発見


 


 

  実はこのフクロウ□□、私の通勤路の途中にあります。ので今朝たちよってみると一昨年使った樹洞から50mくらい離れたところでペリットを見つけました。長さはちょうど50mm、ネズミまたはモグラの毛でおおわれていていつものように水で洗ってみると中の骨は以外と少な目で、頭をちぎって食べたようです。徐々に生活感が出てきましたがどうなることやら。
 

・03.27(MON) 洞

  太さ約1mのケヤキにできたこぶです。何らかの原因で枝がおれてしまったようです、するとその枝は葉から栄養を取り込むことができなくなり枯れてしまいます。同時に木は傷口をふさいで自らの命を守るようにおれた枝の付け根の樹肉を盛り上げます。この木のように防衛するよりも枯れて風化するスピ−ドの方が速いときに入口に大きなこぶを持った樹洞ができるようです。さらにその 内部は何十年という歳月をかけて微生物や昆虫によって分解、浸食されてやがてフクロウが子育てに利用できるようなりっぱな樹洞が出来上がります。 山里にある公園のこの木のこぶをみていると長い年月をかけて樹洞ができる様子が想像できました。


・03.20(MON) 音の違い
  前回までの□□はここ3週間ほどセットするごとに鳴き声が記録されているので今頃は抱卵しているとみていいでしょう。で別の場所、一昨晩すぐ裏に山がある□□にRR-007をおいて調べたところ午後8時頃から鳴き始めました、ここも来ているようです。鳴き声が大きくなったり小さくなったりしているのでかなり飛び回っている様子です。最近は4時間+のデ−タ−を倍速にして約2時間聞いて調べるのが面倒になって来ました、窓を開けた車の中で寒さに耐えながら待っていた以前のことを考えれば贅沢なんですが。ところで、鳴き声の録音はフクロウがいるのかいないのかを調べるためなので音質は問題にしていません。16ビットの形式の違う3つのデ−タ(形式、ビットレ−ト、ファイルサイズ)に違いはあるでしょうか。

wave、11KHz、152KB) (wma、6KHz、12KB) (mp3、8KHz、8KB

  このwaveは音を1秒間に11000回サンプリングした16ビット=2バイトのデ−タで表しています。ですから7秒間では2×11×7=154KBのサイズになります。 これでもCDの1/4の回数です。wma、mp3はこれをデコ−ドしています。変換には「ぷっちでここ」というへんな名前のフリ−ソフトを使っています、かなり便利です。
 

・03.06(MON) ○-×-○-×-

   昨晩は8時前後から鳴き始めました。周囲の騒音が入っているために10分ほどのデ−タの後半だけにしてUPしました、フクロウらしい鳴き声です。 最後の犬みたいなのもフクロウだと思います。 ここのフクロウを観察して5年目になります、いままで○-×-○-×でしたから何も根拠はありませんが今年は○の年になってくれればと期待しています。
 

・02.27(MON) 今年もいよいよ始まります

  そろそろいるんでは、ということで雨上がりの昨晩19時30分から約4時間US007をセットして今日、回収・再生しました。21時10分から1分間ほどですが いきなり怒っているような鳴き声を確認しました。はじめのうちは雑音がかなり入っていて聞き難いと思いますがどうしても聞いてみたいという方はこちらから。